好評の三桁国道、今回は450号から459号まで旅してみたい。
四国地方から九州、沖縄地方を走ってきた440番台。
450番台はどこに進むのか?
国道450号 (北海道旭川市-北海道紋別市)
国道451号 (北海道留萌市-北海道滝川市)
国道452号 (北海道夕張市-北海道旭川市)
国道453号 (北海道札幌市-北海道伊達市)
国道454号 (青森県八戸市-青森県南津軽郡大鰐町)
国道455号 (岩手県盛岡市-岩手県下閉伊郡岩泉町)
国道456号 (岩手県盛岡市-宮城県気仙沼市)
国道457号 (岩手県一関市-宮城県白石市)
国道458号 (山形県新庄市-山形県上山市)
国道459号 (新潟県新潟市-福島県双葉郡浪江町)
ということで450番台は北海道から東北地方に至るルートに設定されている様である。
北海道の国道はゆったりとしている道が多い。
そしてまっすぐな道も多い。
そもそも人が住んでいなかったところに道や街を作ってきたわけだからダイナミックなインフラ整備ができたというわけだ。
ということもあって皆さん非常に飛ばしている。
地元の人の感覚では100キロ1時間という体感らしい。
でもあまり調子にのって飛ばしていると思わぬところで御用となる。
経験者でいう自分がいうのだから間違いない。
とにかく広い北海道をドライブする際にはあまりまわりの車のスピードに振り回されずに安全運転を心がけるべきだろう。
さて道央の中心都市である旭川市は周辺から道路が集まる扇の要でもある。
ちなみに国道450号は一般道路ではなく「高規格幹線道路」で正式名称を「旭川紋別自動車道」という。
452号は旭川市と夕張市を結ぶ国道だが芦別市と美瑛町間は完全に開通しておらず不通区間となっている。
さて北海道大好きの自分から北海道をドライブをする際の注意点をひとつ。
北海道の方から「ガソリンスタンドを見かけたら給油しろ」と良く言われる。
自分は関東で暮らしているがランプが灯くまで給油はしない。
ところが北海道の人は満タンから一目盛減ったところが給油のサインだという。
というのは札幌付近ではわからないが道東や道北にいけば実感できるはずだ。
ガソリンスタンドが本当にないのだ。
北海道の面積は九州の二倍以上。
北海道をドライブする際にはガソリンスタンドを見かけたら給油した方が良いだろう。
454号は同じ県内で仲が悪いとされる南部地方の中心都市の八戸市と津軽地方の大鰐町を結んでいる。
実をいうとこの不仲はもともと南部藩と津軽藩で文化圏が異なっている事から由来している。
一般的に非常にわかり難いとされる青森の言葉も南部弁と津軽弁ではこれまた方言が違うらしい。
結局このふたつの地域の不仲から県庁所在地が中間地点の青森市になった経緯がある様だ。
このようなところは青森県だけではない。
長野市と松本市、静岡市と浜松市なども同じような状況が背景にあるのは有名な話だ。
さて460番台はこれからどちらに向かうのか?