人間は見た目の若さにこだわる。
これは男性も女性も関係ない様に思われる。
皆いくつになっても少しでも若く見られたいのだ。
その良い現れが「毛染め」だ。
歳相応と言いながらも定期的に毛染め剤を購入してきてはせっせとその作業に励んでいる。
「見た目9割」という言葉は見事に人間の本質を表わしている。
皆さん見た目が一番重要な事なのだ。
かくいう自分は無理してまで若者のストリートファッションまで導入しようとは思わない。
ただ昔からいだいていた老人の服装をしようとも思わない。
つまるところスポーツ系のファッションが一番無難だと思いカジュアルの服装に取り入れている。
このスポーツ系ファッションはまず外さない。
なぜなら少々派手でもこのカテゴリーは許されるからだ。
ただ女性は本当に大変だと思う。
カジュアルといってもあまりこの手のスポーツ系ファッションで街中を歩くわけにいかないからだ。
自分は女性に生まれなくて本当に良かったと思う。
ところである程度の年齢になっても若者ファッションを平気で取り入れる方がいる。
このような方は一般的に言われる精神年齢が若いのだろう。
ただこの精神年齢というものの意味が曲者でその基準となる指標がない。
簡単にいえば20代はこう考える。
30代なら違う。
というものさしが無いのだ。
つまり精神年齢が若いといっても誰との比較かもわからない。
これは若いと思っている人の基準で若いと言っているのに過ぎないのだ。
少々理屈っぽい話になってしまった。
もっとわかり易くいうと男女の精神年齢は3歳違うと言われている。
男性は女性よりも精神年齢が3歳低いとされているのだ。
これは自分も納得のいくところだ。
自分より年下の女房と話していても実感するからだ。
つまりこの関係には比較対象となる自分と相手がいるからわかり易い。
昔、勤めていた頃に上司から「Aという商品は売れているか?」と聞かれて「売れていると思います」と言って怒られた事がある。
昨年の売上もしくは他の商品との比較で数字を持って根拠を出せということだ。
つまり自分の回答は通常通り動いているからそのイメージで答えた過ぎないのだ。
コンビニなどはその典型でレジで良く見るから売れていると思いがちだが、POSデータを見ると平均的な売上しかないこともしばしばだ。
人間の感覚ほど曖昧なものはない。
精神年齢とはその最たるものではないだろうか?