好評の三桁国道、今回は400号から409号まで旅してみたい。
沖縄県から北海道に戻り東北地方に至った390番台。
400番台はどこに進むのか?
国道400号 (茨城県水戸市-福島県耶麻郡西会津町)
国道401号 (福島県会津若松市-群馬県沼田市)
国道402号 (新潟県柏崎市-新潟県新潟市)
国道403号 (新潟県新潟市-長野県松本市)
国道404号 (新潟県長岡市-新潟県上越市)
国道405号 (群馬県吾妻郡中之条町-新潟県上越市)
国道406号 (長野県大町市-群馬県高崎市)
国道407号 (栃木県足利市-埼玉県入間市)
国道408号 (千葉県成田市-栃木県塩谷郡高根沢町)
国道409号 (神奈川県川崎市-千葉県成田市)
キリ番(キリの良い番号の意味)の国道400号を水戸市内で探してもでてこない。
国道400号が単独で姿を現すのは栃木県の大田原市内だ。
茨城県内は国道118号と国道293号の重複区間になっている。
この大田原市は県北の商業都市だが幹線道路や鉄道に恵まれなかった。
市内には西端の野崎付近をかろうじて国道4号、東北本線が走っている。
国道401号は中間地点に国立公園である「尾瀬」のある観光道路であるが、桧枝岐村から片品村間の延長23.6 kmは未開通(分断)区間となっている。
国道403号は新潟市から松本市を結ぶ国道かと何気に納得していまいそうだ。
ところが総延長およそ333kmにもおよぶ壮大な国道である。
単純に東京から300kmというと名古屋や仙台の手前ぐらいまで行く距離でもある。
国道405号も群馬県の野反湖から先の長野県、新潟県間は不通区間になっている。
国道406号もおもしろいルート取りをしている。
簡潔にルートを説明すると大町市から糸魚川方面に北上する。
途中からルートを東に取り県都の長野市を目指す。
長野市から南下してラグビーで有名な菅平をめざし更に東に進む。
軽井沢の北側をぐるっとまわって高崎市に至るといるルートだ。
直線距離にして100kmぐらいの距離が総延長およそ198kmにもなる。
さて最後に国道409号と聞いてピンとくる関東の人は少ないのではないだろうか?
もちろん千葉県の人には親しみがあると思う。
実はこの国道は「東京湾アクアライン」で全線開通したがもともとは川崎市と木更津市を結ぶ海上国道からスタートしているのだ。
ちなみに起点となるのは川崎市高津の国道246号との交点で川崎市中心部ではない。
ということで新潟県、長野県、関東へと南下してきた400番台。
410番台はどこに向かうのか?