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シニアのための現代用語備忘録

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おすすめのローカル線 境線

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年末に山陰を鉄道で旅行した事がある。

正直かなり寒かった。

 

だから他の方にはその時期の旅行は積極的にはお奨めしない。

でもこんな経験は若いうちしか出来ないと思い旅だった。

 

それも「青春18切符」の旅。

東京から大垣駅、姫路駅までは順調過ぎる旅だった。

 

そこから先は播但線で山陰に抜けるだが一気に移動スピードが遅くなる。

また誤解のないように事前にお話ししておくが、山陰方面を各駅停車しか乗車できない「青春18切符」で旅するのは物理的に不可能だ。

 

この旅でもいくつか別料金になる特急電車を利用している。

この時も姫路駅から乗車したのは香住行の特急「はまかぜ」だった。

 

それでも本日おすすめする境線の分岐駅で米子に着いた時には外は真っ暗になっていた。

今晩の宿は境港市にとってある。

 

長崎新幹線の憂鬱

 

何がなんでもこのローカル線に乗らないわけにはいかないのだ。

実はこの境線にはあるアニメキャラクターのコラボがある。

 

境港市は漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるの出身地である。

街の観光のみならずこの境線にも一役かっている。

 

各駅には「ゲゲゲの鬼太郎」にでてくる妖怪の愛称が使われている。

一例をあげると起点の米子駅には「ねずみ男駅」、富士見町駅には「ざしきわらし駅」、余子駅には「こなきじじい駅」、終点の境港駅には「鬼太郎駅」といった具合だ。

 

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錆びれたローカル線というよりも妖怪の多さに思わず驚かされる。

また境港市内もこの妖怪のオブジェであふれている。

 

昨今の傾向として各地方自治体のアニメやゆるキャラの採用は突出している。

日本のコンテンツ産業の強さとも言えるかもしれない。

 

さてこの境線で総延長が17.9kmとこじんまりとした「盲腸線」だ。

米子空港の連絡路線の側面を持ちながらそのダイヤはあまりにも寂しい。

 

通勤時間帯を除いて一時間に1本だ。

米子都市圏に属する境港市だがこの距離の短さでは自動車には勝てそうもない。

 

さて自分の興味はどちらかというと起点の米子市の方にある。

米子市は「山陰の大阪」と呼ばれる商都で県庁所在地ではないが存在感がある街だ。

 

 

南からは伯備線が寄り添い東西南北に路線がつながる。

鉄道ファンに堪らない駅でもある。

 

中海を望む湊山頂には米子城址がある。

城を作るにはこれ以上ない好立地だ。

 

とにかく歩きたくなる街である。

もちろんお出かけの際には冬は避けたほうが無難だろう。

 

小雪が舞う山陰の旅も良いとは思うが自分はもし次回行く機会があったら間違いなく冬以外に行くと思う。

なお自分は山陰線ルートをとったが鉄道で行かれる際には岡山駅から伯備線経由のほうが速くて便利だ。

 

もちろん空路のほうがもっと速いのはいうまでもない。

 

おすすめのローカル線 根室本線

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