まもなく11月も終わる。
平成最後の年の瀬の始まりだ。
となるとにわかに憂鬱になってくるのが年賀状だ。
ここ数年は来ている年賀状に返信するのが当たり前のようになっているが今年は早めに動いて元旦に着けようかと思う。
ところで来年2019年のお年玉付き年賀はがきの商品の中に2020年東京オリンピックのペア招待券がある。
交通費や宿泊費もついている。
ただし全額保証ではないようだ。
それでも地方の人からしたら嬉しい商品になるだろう。
関東地方に住む自分は少々不満だがそれでも当たればこの上ない「お年玉」になる。
ところがこの賞の当選本数は僅か181本。
その確率は1,000万本に一本だ。
これならにまともに正規で申しこんだほうがまだ手に入るような気がする。
ところでこんなビッグプレゼントを日本郵政が大盤振る舞いする背景には「年賀状離れ」という切実な問題がある。
お年玉付年賀はがきの発行枚数は2003年の44億5,000万枚がピークだった。
その後減少の一途を辿って、2018年今年の発行枚数は24億枚になっている。
ほぼ半減した格好だ。
2003年ピークがピークということは1995年の「ウィンドウズ95」が発売されてから8年後だ。
パソコンで年賀はがきを印刷する事がピークに達した頃だったのではないだろうか?
この頃には確か「インクジェットプリンター対応はがき」も一般化していた頃だ。
そして2010年あたりからスマホが登場してくる。
このスマホの登場によりアナログ的な年賀はがきが衰退に一途に追い込まれる。
パソコンで拡大した年賀はがき市場がスマホで衰退に追い込まれる。
何とも皮肉は話だ。
さてかくいう自分も一部の友人にはスマホで新年の挨拶をしている。
午前0時を超えると「あけおめ」、「ことよろ」メールを送るのだ。
何のことかわからない方に説明しよう。
「あけおめ」とは「明けましておめでとう」の略で「ことよろ」とは「今年もよろしく」の略語になる。
最近では死語になりつつあるが、知っていて損はないと思う。
ところでアナログの年賀はがきの話に戻そう。
前述の通り年賀はがきの発行枚数が減少に向かっている関係で年末が近づくの売り切れになっている場合が多い。
特に今年は東京五輪2020大会の枚数限定の年賀はがき(寄付金付)がある。
こちらはかなり人気のようなので早めに手にいれたほうが良いだろう。
年賀状作成が年の瀬の慌ただしさに拍車をかける。
もうひと頑張りをしよう。