好評の三桁国道、今回は290号から299号まで旅してみたい。
東北地方を中心に移動した280番台。
290番台はどこに進むのか?
国道290号 (新潟県村上市-新潟県魚沼市)
国道291号 (群馬県前橋市-新潟県柏崎市)
国道292号 (群馬県吾妻郡長野原町-新潟県妙高市)
国道293号 (茨城県日立市-栃木県足利市)
国道294号 (千葉県柏市-福島県会津若松市)
国道295号 (千葉県成田市-千葉県成田市)
国道296号 (千葉県匝瑳市-千葉県船橋市)
国道297号 (千葉県館山市-千葉県市原市)
国道298号 (埼玉県和光市-千葉県市川市)
国道299号 (長野県茅野市-埼玉県入間市)
全体として関東地方に広がっているのがわかる。
中にはよく利用する国道もありそうだ。
国道290号は新潟市の北東にある村上市から主要幹線である国道7号、8号と並行するように南側を進んで米所の魚沼市まで結んでいる。
国道291号は前橋市から国道17号を北上して水上付近で右に進路をとる。
ところがJR上越線の土合駅の先で道が遮断されている。
新潟県側もJR上越線の越後中里駅の東側で遮断されており厳密には一本の国道としてはつながっていない。
たしかに雪の深い清水峠を超えるよりもお隣のある関越道が事足りてしまう。
国道293号は茨城県の日立市から栃木県足利市にいたる国道50号のバイパスのような国道だが非常に遠回りで宇都宮市の北側を迂回している。
日立市の人が足利市に所用があってもこの国道で行くことは絶対にないだろう。
国道294号の起点は柏市ではなく茨城県の取手市でも良かったような気がする。
ところが歴史を紐解くとその理由がわかる。
柏市の市制施行が1954年(昭和29年)で取手市の市制施行が1970年(昭和45年)だ。
国道294号が制定の年(1970年)には柏市はすでに周辺地域の中心都市としての片りんを見せていたようだ。
さて久しぶりの起点と終点が同自治体という国道がでてきた。
国道295号は国道51号と成田空港を結ぶ通称「空港通り」だ。
やはり国策上の理由から短距離国道になっているようだ。
国道296号の起点である「匝瑳市」は読めるだろうか?
たぶんに関東にお住まいの方でも読める方はかなり少ないと思われる。
「そうさし」と読む。
そもそもこの自治体名がでてきたのは最近(2006年)のことだ。
八日市場市と匝瑳郡野栄町が合併してこの市名となっているので馴染みがないのだ。
国道298号は関東の方には「外環道」の下の道と言ったほうがわかり易いかもしれない。
最近やっと千葉県の市川市に到達している。
国道299号は秩父方面に行く道という認識があるが長野県の八ヶ岳の北を迂回して茅野市にいたる想像以上の国道だ。
290番台は主に関東地方に広がっていた。
さて次回は300番というキリ番(キリの良い番号)になる。
はたしてどこに向かうのか?