最近は「2020東京オリンピック特別仕様ナンバープレート」の交付も始まりいろいろナンバープレートを目にする機会が増えた。
特に最近増えているのが「ご当地ナンバー」だ。
従来は陸運局の所在地がナンバーの基本であったが、現在においては続々とご当地ナンバーが出現している。
仙台(宮城)
会津(福島)
郡山(福島)
盛岡(岩手)
平泉(岩手)
那須(宇都宮)
高崎(群馬)
前橋(群馬)
成田(千葉)
柏(野田)
川越(所沢)
川口(大宮)
越谷(春日部)
杉並(練馬)
世田谷(品川)
つくば(土浦)
諏訪(松本)
金沢(石川)
岡崎(三河)
豊田(三河)
一宮(尾張小牧)
春日井(尾張小牧)
伊豆(沼津)
富士山(沼津、山梨)
鈴鹿(三重)
堺(和泉)
倉敷(岡山)
下関(山口)
奄美(鹿児島)
上記が現在登録されている29箇所の「ご当地ナンバー」だ。
ひとつひとつ見ていくとその地域の事情が垣間見えてくる。
そもそも「仙台ナンバー」が無かったこと自体が意外なのだが、宮城県には陸運局がひとつしかなく現状は仙台市以外は「宮城ナンバー」になる様だ。
「郡山ナンバー」は納得のいくところだ。
非常に申しわけないが県庁所在地である福島市の立場は非常に良くない。
人口も郡山市に抜かれた今ではこのナンバーは納得のいく所だ。
高崎市と前橋市の関係が理解できるような取組だ。
実は隣接するこの二つの街は非常に仲が悪い。
もともと群馬県の県庁は明治4年まで高崎市にあった。
ただ軍事上の問題で前橋市に移転した背景がある。
現在では経済力も人口も完全に高崎市が上だ。
このふたつの街が合併すれば政令指定都市になれるのだが、実現の可能性は低そうだ。
「世田谷ナンバー」がでた時に「品川ナンバー」とのブランド力はどちらが上かと考えた事がある。
自分なら「品川ナンバー」を選ぶような気がする。
「富士山ナンバー」は静岡県と山梨県にまたがる広域にナンバーになっている。
関東でも良く見かけるが縁起が良さそうなナンバーに思える。
政令指定都市になった堺市の「堺ナンバー」は理解ができるところだ。
さてこのご当地ナンバーだが、登録台数上位を見てみるとつくば(54万台)、仙台(52万台)、倉敷(36万台)、金沢(32万台)となっている。
もちろん該当地域の人口の差もあると思うがこのあたりが人気のようだ。