「上高地」という観光地をご存じだろうか?
長野県松本市にあり飛田山脈の梓川上流の景勝地だ。
穂高連峰をバックにした大正池と河童橋の風景をご覧になった事が一度はあるだろう。
関東圏、中部圏にお住まいの方はその位置関係を思いだされるだろう。
ただその他の地域のお住まいの方にはなかなかピンとこないかもしれない。
国内の観光地でも一度は行ってみたい所だと思う。
今回はその行き方について触れてみたい。
といっても自分が上高地に行ったのはもう数十年前の話だ。
焼岳噴火の際にできた大正池には「立ち枯れ」の木々の景観があった。
ところが現在では上流からの砂礫や土石流の流出により大正池自体が縮小している。
「立ち枯れ」の木々の景観は現在ではほとんど残っていないのが現実だ。
またその大正池自体もあと数年のうちに消滅してしまう可能性があるらしい。
これは「上高地」に急いで行かないといけない。
「上高地」はマイカー規制がかかっているので車で行くことはできない。
仮に車で行く場合は国道158号にある沢渡駐車場もしくは岐阜県側の平湯駐車場に車をおいてバスかタクシーで「上高地」に向かうことになる。
東京もしくは名古屋から鉄道でアプローチする場合は新宿駅発の特急あずさ、名古屋駅発の特急しなので松本駅に行きそこから松本電鉄に乗車して終点の新島々駅まで乗車する。
この新島々駅からバスかタクシーで「上高地」に向かうことになる。
また乗り換えが面倒だという方には東京、名古屋、大阪、長野から直行バスが走っている。
これが一番楽かもしれない。
個人的には安房峠を越えて平湯温泉を絡めることをお奨めする。
また時間的に余裕のある方は高山を絡めることも良いだろう。
どちらにしてもフットワークの事を考えるとマイカーがベストかもしれない。
なお「上高地」の観光は4月27日の開山祭りから11月15日までの閉山祭りまでだ。
今年紅葉を絡めて行かれるのであれば早めに宿を予約しないと間に合わなくなりそうだ。
なお念のため開山期間についてはご旅行前に地元観光協会等に確認されることをお奨めする。
「立ち枯れ」は期待できないにしても大正池だけは見てみたいものだ。
上高地があなたを待っている。