金沢は美しい街だ。
自分は過去に3回訪れた事があるがどれもすべて良い印象しかない。
Yahoo!の地図を広げてほしい。
金沢駅は市の中心部にはない。
城下町の中心は城だ。
大方の都市は明治維新以後、その城付近に街の中心たる駅を持って来た。
小田原城、福山城なども駅から望む事ができる。
ところが金沢市は違う。
街の中心は金沢城跡の西側、「香林坊」や「片町」だ。
金沢出身の知人が香林坊には北陸最大の金融機関が並ぶ通りがあると自慢していたが、この地図を見るだけでもうなづける。
日本銀行をはじめメガバンク、大手証券会社、大手保険会社の支店が並ぶ。
金沢に来たら「香林坊(こうりんぼう)」は必須だ。
さて香林坊を北上した「武蔵ヶ辻(むさしがつじ)」にあるのが「近江町市場」だ。
約170の商店や飲食店が並び海産物や加賀野菜を扱っている。
金沢に来たら「近江町市場」も必須だ。
さてYahoo!の地図を見ていると何が気が付かないだろうか?
それは金沢城公園を囲むように設定されている環状通りだ。
厳密には環状道路になっていないのだが東京の外堀通りのようにも見える。
ここでは勝手に環状通りとさせていただく。
その武蔵ヶ辻を東に進む。
橋場の三叉路で北東に進路を取ると浅野川の対岸は「ひがし茶屋街」に至る。
1500年代から明治初期に建築された茶屋様式の町家が今も残る。
金沢に来たら「ひがし茶屋街」も必須だ。
橋場に戻り環状通りを南下すると左手に大樋美術館を見ながら「兼六園(けんろくえん)」に至る。
「兼六園」は加賀藩によって金沢城の隣接して作られた「池泉回遊式庭園」だ。
岡山県岡山市の「後楽園(こうらくえん)」、茨城県水戸市の「偕楽園(かいらくえん)」と並ぶ日本三名園とされている。
こちらは時間をかけてゆっくり散策したいところだ。
金沢に来たら「兼六園」も必須だ。
という事で香林坊から環状通りを時計まわりにぐるっと一周しただけで金沢の主要ポイントを押さえることができた。
あとのオプションは観光ガイドを参考にしながら旅行プランを練ってほしい。
東京方面からのアプローチはご存じ北陸新幹線。
大阪方面から特急サンダーバードになる。
最寄の小松空港までは北海道千歳空港からは一日一往復、福岡空港から一日三往復も飛んでいる。
金沢は近くなった。
もちろんシニアの皆さんにはもってこいの古都だ。