前回の続きだ。
皆さんにお奨めしたいのがレンタカーによる「北海道」の旅だ。
「北海道でっかいどう」というキャッチコピーがあったが、北海道は自分で運転しないとその大きさが実感できない。
という事で北海道を千歳から海岸線を反時計まわりにまわっている。
今回は余市から出発しよう。
夕べはニシンを肴にウイスキーを飲みすぎてしまった。
歳を取ると日本酒とウイスキーは残ってしまう。
やはり酔いざめが良いのは焼酎というのが自分の持論だ。
一般的な道央の観光コースからすると今外国人に人気のニセコ、羊蹄山というコースになるのだが、あえて北海道の海岸線をまわるというコンセプトから石狩湾を右に見ながら北西に進む。
たぶんにこのルート取りは期待を裏切らないと思う。
この積丹半島にはふたつの岬がある。
どちらも絶景であるし見てまわってほしいのだが自分のお奨めは「神威岬(カムイミサキ)」だ。
「神威(カムイ)」とはアイヌ語で神を意味する。
札幌-旭川間の特急名としても使われている。
「神威岬(カムイミサキ)」はその名前のごとく荘厳な風景を醸し出している。
岬の入口にある駐車場から岬まで尾根沿いに「チャレンカの道」という遊歩道を歩く。
両サイドには青い透き通った日本海が広がる。
距離にして800m弱、時間にして20分から30分の散歩だ。
北海道で五本の指にいれたい絶景の地だ。
さて「雷電国道」と呼ばれる国道229号を海岸線に南下する。
久しぶりに比較的おおきな港町についた。
ここ岩内は鉄道ファンにとっては非常に有名な「岩内駅」があったところだ。
岩内線は函館本線の小沢駅から分岐して日本海側の岩内駅までを結ぶ14.9kmのローカル線だった。
1985年に廃線となってしまったがここ岩内駅には鉄道ファンに有名な話が残っているのだ。
終点の岩内駅に着いた二人の会話。
A「ここは何駅?」B「言わない」A「そんなこと言わないで教えてよ」B「だから岩内だよ」というようなやりとりが出来るというのだ。
さてここで一旦ニセコのほうにむかって今日の宿を探したいと思う。
最近では外国人に人気のニセコだけに宿は事前に予約しておいたほうが良いだろう。
羊蹄山は「蝦夷富士」と呼ばれる北海でも有名な名山だ。
今宵は焼酎で一杯やろうと思う。