前回の続きだ。皆さんにお奨めしたいのがレンタカーによる「北海道」の旅だ。
「北海道でっかいどう」というキャッチコピーがあったが、北海道は自分で運転しないとその大きさが実感できない。
という事で北海道を千歳から海岸線を反時計まわりにまわっている。
今回はオホーツク紋別空港から出発しよう。
前回でも触れたがこのオホーツク海岸を北上するのが少々単調だ。
時々風力発電のプロペラが見える以外ほとんど何もない。
やがてこの旅行のひとつの折り返し点となる宗谷岬に到着する。
「日本最北端の地」のモニュメントは写真撮影は人気だ。
順番を守って撮影してほしい。
稚内港からは利尻島、礼文島へのフェリーが出ている。
利尻島といえば今年の6月、熊が出没して話題になった。
意外かもしれないが利尻島には熊がいないとされていた。
100年前に北海道側からおよそ20kmを泳いできたのが発見されたが処分されている。
ということは今回も北海道側から泳いできたのだろうか?
さて稚内からノシャップ岬を経て日本海を南下していく。
海側には利尻富士が海の上にそびえ、東側にはサロベツ原野が広がる。
これも北海道ならでは風景で要チェックポイントになる。
南下を続けると羽幌町に入る。
ここからは焼尻島や天売島へのフェリーが発着している。
ここでもし時間がある方は苫前町から東に国道239号を進んで「朱鞠内湖」に行くのも良いかと思う。
「朱鞠内湖」は雨竜川上流にある人造湖だ。
原生林が広がる風景は絶景だ。
特に釣りをやられる方にはお奨めのポイントだ。
少々海岸線の旅のルートから外れるが興味のある方にはお奨めだ。
さてルートを戻り苫前町からさらに南下する。
ここで久しぶりに大きな街に行きついた。
大きな街といっても人口僅か2万1000人の留萌市だ。
そしてここを走る留萌本線は鉄道マニアの間では話題になっている。
厳しい経営環境下にあるJR北海道はこの留萌本線の廃止を進めたがっている。
2016年の営業係数は¥1342だ。
営業係数とは¥100の営業収入を得るために必要な経費の事だ。
現在も留萌本線は赤字を垂れ流し続けている。
これではJR北海道の気持ちもわからないでもない。
でも鉄道マニアそして何よりも地元の人はこの路線を残して欲しいというわけだ。
そんな厳しい状況を見ながら今日はこの留萌に宿をとることにする。