好評の三桁国道、今回は160号から169号まで旅してみたい。
青森県から福井県まで移動してきた三桁国道。
果たしてどちらに進むのか?
国道160号 (石川県七尾市-富山県高岡市)
国道161号 (福井県敦賀市-滋賀県大津市)
国道162号 (京都府京都市-福井県敦賀市)
国道163号 (大阪府大阪市-三重県津市)
国道164号 (三重県四日市市-三重県四日市市)
国道165号 (大阪府大阪市-三重県津市)
国道166号 (大阪府羽曳野市-三重県松阪市)
国道167号 (三重県志摩市-三重県伊勢市)
国道168号 (和歌山新宮市-大阪府枚方市)
国道169号 (奈良県奈良市-和歌山新宮市)
国道160番台の全体を見渡すと概ね近畿圏の都市を結んでいるようだ。
国道160号は国道8号から能登半島への東側からの連絡道という位置づけだ。
国道161号はまさにJR湖西線と同じ位置づけでショートカットで北陸方面から大津市、京都市を結ぶ発想だ。
国道8号やJR北陸本線が琵琶湖の東側のルートをとったのにはもちろん理由がある。
沿線には長浜市や彦根市、近江八幡市などの有力な城下町が連なっていた。
当時国道8号の設定にはなんら問題は無かったように思われる。
ただこれらの街が大阪市、京都市のベッドタウンになってしまった今はJR湖西線やこの国道161号のほうが重宝されるのかもしれない。
国道163号と165号は起点も終点と同じという興味深い国道だ。
起点となる大阪はどちらも大阪駅南側の梅田新道交差点。
163号は国道1号と併用しながら東に向かう。
165号は国道25号と併用しながら御堂筋を南下する事になる。
両道は東に向かいながら三重県の津市に向かう。
津市というと四日市に押されていてマイナーなイメージのある県庁所在地だが1889年の初めての市制施行の36都市に入っている。
歴史ある都市のゆえ商都大阪から二本の平行する国道が結ばれたのかもしれない。
さてまたでてきた同じ自治体と起点終点とする国道164号。
やはりこちらも三重県四日市市内の国道1号から四日市港を結んでいる。
たぶんに国策的に作られた国道だと思われる。
国道168号の和歌山新宮市-大阪府枚方市という発想は興味深い。
枚方市で国道1号から紀伊半島の南端を目指して繋いだと思われる。
三桁国道もついに近畿圏をカバーした。
次は兵庫県から西に向かうのか?