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カタルーニャとは

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「カタルーニャ」はスペインの北東部にあり地中海に面した自治州だ。

州都はご存じバルセロナだ。

 

人口はおよそ160万人でスペインの首都マドリードに次ぐ二番目の都市。

1992年にバルセロナオリンピックをマドリードより早く開催した。(マドリードは2020年大会の立候補で東京に負けて、未だオリンピックは開催した事がない)

 

バルセロナの名前を一躍有名にしたのがアントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリアだ。

2026年には完成を迎えると言われている。

 

カタルーニャ州の域内総生産(GRP)はスペイン全土のおよそ20%をしめ、スペインの中でももっとも経済規模がおおきな地域だ。

ちなみにカタルーニャ州の面積は日本の関東地方でほぼ同じだ。

 

結論からいうとスペインにとっても非常に重要な地域ということだ。

さてそのカタルーニャ州が2017年10月に独立宣言が行ない騒動になっている。

 

そもそもカタルーニャ州はスペインとは違う独自の歴史、文化圏、言語(カタルーニャ語)を持っている。

1700年代のスペイン侵攻によりカタルーニャ州は自治権を失った。

 

1900年代になりカタルーニャ州の自治権は多少、回復したがそれは満足のいくところではなかった。

 

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その後スペイン国内でカタルーニャ州が納める税の扱いの不満が増大。

また中央政府のカタルーニャ民族軽視も問題になる。

 

2017年10月に「カタルーニャ独立の是非を問う住民投票」が行われた。

結果はご存じの通り「カタルーニャの独立宣言」だ。

 

ところがそこから先に進まない。

というより進めないのだ。

 

仮にカタルーニャ州が独立した場合スペイン企業が一気に撤退する事になる。

また加盟国であるスペインが反対する限りEUに加盟する事はできない。

 

しいては国交が樹立できないので貿易もできなくなるのだ。

そうなると「ユーロ」も使用できない。

 

 

こんな孤立状態のカタルーニャの新通貨に果たしてどれだけの信用があるのか?

そもそも経済力で伸ばしてきた地域が経済によるジレンマに陥ってしまう。

 

また世界には同じように独立問題を抱えている国(中国-チベット、イギリス-スコットランド)が多数あるため、これらの国からの賛同を得ることも期待できないのだ。

大戦直後ならまだしも現代において新たな独立は至難の業になってしまった感がある。

 

個人的にはバルセロナが大好きだ。

スペイン政府のカタルーニャ州に対する対応に期待したいと思う。

 

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