「スロースリップ」とはいう記事を書きかけて大阪の地震の一報を聞いた。
「スロースリップ」は現在、千葉県沖で話題になっている。
プレートのスリップがかなり遅いスピードで起こる現象のようだ。
だから関東ではこのところ千葉県沖の地震が話題になっていた。
ところが昨日は群馬県を震源とする地震が起きる。
そして今日は大阪と震源とする地震だ。
専門家の結論からするとこの3つの地震は関連性は薄いとの事。
脅かすわけではないが日本は東日本大震災以来の地震期に入っているのかもしれない。
ひとつ嫌なのが群馬県の地震だ。
関東は地震が多いが群馬県は内陸であまり地震のイメージがない県だ。
徳川の埋蔵金伝説に赤城山の山麓が出てくるのは岩盤が固く地震が少なかったからだという説もある。
それくらい関東では地震のイメージが少ない県だ。
またつい先日はそのお隣の長野県の北部でも地震があった。
こちらもあまり地震のイメージの少ない県だ。
そして大阪。
確かに23年前の「淡路・阪神大震災」があったが、大阪も地震があまり無いイメージだ。
やはり何かのスイッチが日本列島に入っている。
現在、内閣府が発表している想定されうる大地震は5ヶ所。
北から「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震」が根室沖で30年以内に発生する確立が60%とされている。
次に東京で「首都直下型地震」と「相模トラフ沿いの海溝型地震」だ。
「首都直下型地震」は30年以内にM7クラスの地震が70%の確立とされている。
また「相模トラフ沿いの海溝型地震」は30年以内にM8クラスの地震が5%の確率とされている。
そしてもっとも危惧されているのが「南海トラフ地震」だ。
静岡県から高知県に至る広域が30年以内にM8~M9クラスの地震に70%の確立がでている。
具体的な地震予知は最終的に不可能という結論がでている。
ということは今まさに起こってもおかしくないのだ。
北朝鮮の脅威もさることながら日本には歴史上、避けられない敵がいたのだ。
その教訓から日本の建築基準は強固なものにさせてきた。
そう大和民族は地震と共存しながらこの島国に文化を育んできたのだ。
そしてそれはこの国に住む以上避けることのできない現実でもある。
今一度、居住地の非難場所の確認をして、飲料水の確保をする。
地震と永遠に向き合っていくために。