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夏越ごはんとは

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早いもので今年も半分終わろうとしている。

つい先日、箱根駅伝を見たような気がするが歳を取ると時間の経過も早く感じる。

 

さて「夏越(なごし)ごはん」なるものをご存じだろうか?

公益社団法人の「米穀安定供給確保支援機構」が新しい「行事食(伝統行事の際に食す料理)」として推奨しているものだ。

 

一年の前半の最終日(6月30日)に行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」の際に「夏越ごはん」を食べて残りの半年を無病息災で乗り切りましょうというものだ。

「米穀安定供給確保支援機構」はお米の消費拡大が主たる目的だと思う。

 

コンセプトは「土用の丑の日」でその手法は「恵方巻き」に似ていると思う。

さて「夏越ごはん」なるものはどんなものかというと「雑穀ごはんの野菜天丼」といったところだろうか?

夏場には少々もたれるような気もするが旬の野菜をとるという事については理にかなっているのかもしれない。

 

 

流通はこの機を逃すまいとフェアを展開する。

問題は「夏越ごはん」がコンビニの「恵方巻き」の二の舞にならないかという事だ。

 

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流通にとって2月と8月は「二八(にっぱち)」と呼ばれ売上が下がる月で有名だ。

神戸のモロゾフ製菓が日本にバレンタインの風習を持ちこんで2月の落ち込みを助けた話は有名だ。
(日本のバレンタインの起源については諸説あり、東京のメリーチョコレートカムパニーが最初という説もある)

 

とにかく流通各社はこの「二八(にっぱち)」に定着する催事が欲しくて堪らないのだ。

そこで流通が見つけてきたのが大阪の船場の風習(諸説あり)だった「恵方巻き」だ。

 

日本人は「縁起」という言葉に弱い。

2月にバレンタインに続く柱が出来たので各社に力は入る。

 

特にコンビニは凄かった。

基本的には店のオーナーに発注決定権があるのだがスーパーバイザーがあの手この手で言いくるめてくる。

近くに競合他社が出店しようと昨対の数字に上乗せしてくるのだ。

 

結局、節分の日が過ぎると大量の売れ残りが出てくる。

本部の社員は知らんぷりで、オーナーはバイトにも購入をお願いするがこれにも限界がある。

 

オーナーはなくなく廃棄処理をする事になる。

一日限りの催事にデイリーの食品をぶつける事は非常に危険だ。

バレンタインのチョコはすぐには腐らないからまだましだ。

 

「夏越ごはん」にはコンビニも参戦するであろう。

「食品ロス問題」と「機会損失」を天秤にかけてどちらが重くなるだろう?

 

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