二桁国道は99号まではない。
58号で終了となる。
残りは僅か18本。
今回は国道40号から国道49号までこだわってみたい。
国道40号 (北海道旭川市-北海道稚内市)
国道41号 (愛知県名古屋市-富山県富山市)
国道42号 (静岡県浜松市-和歌山県和歌山市)
国道43号 (大阪府大阪市-兵庫県神戸市)
国道44号 (北海道釧路市-北海道根室市)
国道45号 (宮城県仙台市-青森県青森市)
国道46号 (岩手県盛岡市-秋田県秋田市)
国道47号 (宮城県仙台市-山形県酒田市)
国道48号 (宮城県仙台市-山形県山形市)
国道49号 (福島県いわき市-新潟県新潟市)
北海道旭川市内には幅2~3キロの間で国道が18km程度平行する区間がある。
これが網走市に向かう国道39号とこの国道40号だ。
これだけ並行するのは東京にある国道15号と国道1号ぐらいだと思うが、こちらも都内から抜けるにしたがって広がっていく。
個人的な見解であるが、たぶんに日本最長の平行国道区間ではないだろうか?
興味深いところでは国道42号の静岡県浜松市-和歌山県和歌山市区間だ。
浜松市をでた国道は豊橋の南部を渥美半島に進み、海を隔てた鳥羽に抜けるルートになっている。
もちろん愛知県田原市から鳥羽まで伊勢湾フェリ―が国道のルートを代行している。
そして次の国道43号も特殊な国道だ。
大阪府大阪市-兵庫県神戸市となっているが厳密には、大阪市西成区から神戸市灘区の結んでいる。
距離にして僅か30km。国道26号(大阪市-和歌山市)と国道2号線(大阪市-北九州市)を結ぶバイパス的な意味合いのあるのかもしれない。
国道45号、47号、48号に関してはすべて宮城県仙台市が起点になっている。
鉄道もそうだが仙台は東北地方の交通インフラの扇の要だ。
62万石の仙台藩の実力を垣間見た気がする。
国道49号は福島県いわき市が起点というところが興味深い。
二つの一桁国道(国道7号、国道8号)の起点である新潟県新潟市を終点としたところに何か意味があるのかと思ってしまう。
次回二桁国道のうんちくはフィナーレを迎える。