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シニアのための現代用語備忘録

政治・経済

通貨スワップの意味

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日本の通貨「円」は国際的な信用力のあるハードカレンシー(国際決済通貨)だ。

北朝鮮が日本の上空を越えてミサイルを飛ばした時に「円高ドル安」になった。

 

多くの人が不思議に思ったのではないだろうか?

戦争ではないにしろ上空にミサイルが行きかう国の通貨の方がドルより信用があったという事だ。

 

とにかく「円」の信用は強い。

以前に触れた事があるが、ハードカレンシーと呼ばれる国際決済通貨をいくつ言うことができるだろうか?

明確な線引きはないのだが一般的には「米ドル」、「ユーロ」、「日本円」、「イギリスポンド」、「スイスフラン」あたりがハードカレンシーとされている。

 

このハードカレンシーに絡んでいるのが「通貨スワップ協定」だ。

よく「通貨スワップ協定」を資金援助的に捉えている方がいらっしゃるがそうではない。

 

あえて言うなら「信用援助」的な意味合いが大きいのかもしれない。

「通貨スワップ協定」は当事国の中央銀行が各国の通貨危機の際に一定のレートで通貨を融通しあう事だ。

 

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概ね信用の無い通貨を持っている国がハードカレンシーを持っている国と協定を結びたがる図式になる。

という事はハードカレンシーを持っている国にはあまりメリットがないという事になる。

なぜならハードカレンシー側の通貨危機が懸念状態になっている場合にはその対する国の通貨はすでに通貨危機が起きている可能性が高いからだ。

 

 

例えば今韓国では日本との通貨スワップ協定再開にやっきになっている。

2015年にチェンマイ・イニシアティブ下の通貨スワップ協定終了後、韓国は日本側から要請があれば再開も有りうると強気の姿勢を示していたが、前述の通りメリットの無い日本側から要請をするはずもなく現在に至っている。

韓国のウォンは脆弱なため韓国側からの要請も近いのかもしれない。

 

さて日本が「通貨スワップ協定」を結んでいるのは開発途上国だけではない。

安定した通貨を持つ国と「通貨スワップ協定」を結ぶ事により「円」の信頼は揺るぎないものになっている。

 

アメリカ、欧州連合、イギリス、スイス、カナダとは引出限度額が無制限、有効期限が無期限の「通貨スワップ協定」を結んでいる。

最高のスクラムだ。

 

日本は借金でデフォルトするとか言われているが、対外債権は世界一持っていると言われている。

日本に生まれて本当に良かったと思う。

 

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