昔、テレビのCMで商品をランク別に「松竹梅」を並べた場合、竹に人気が集中することに触れていた。
最安値の商品を購入することは恥ずかしいという人間の心理をついたもののようだ。
逆に言えば竹を基準に商品の開発をしていけば顧客へのクロージング(購買決定)もスムーズになる。
一番売りたい商品(竹)の下にちょっとランクの落ちる商品(梅)を作れば良いわけだ。
実際、自動車あたりはこのような戦略を組んでいるような気がする。
そう心理学は奥が深くビジネスにもかなり取り入れられている。
先日みていたテレビでは外食の繁盛店のメニュー作りにも触れていた。
顧客はメニューを見る際に左上から右上にそして左下から左下へと「Z」のように見ていく。
この導線に売りたい商品(粗利率が良い商品)を少し大きめに入れてあげれば、注文が増えるというのを数字を根拠に話されていた。
この社長さんの着眼点に頭のさがる思いだが、確かに人間は全体を見ているようで一部しか見てないことがある。
ちなみにジュースの自動販売機には商品の位置にはゴールデンスポットがあると聞いた事があったけど、こちらは最近はペットボトルなどサイズが違うものを一緒に並べる場合もあり、どうも人の心理が左右されるかどうもまゆつばになっているようだ。
それではここで質問だ。
今から1から4の中であなたが好きな好きな数字を思い浮かべて欲しい。
それは「3」じゃないだろうか?
実をいうとこの質問をするとおよそ6割の人が「3」と答えるデータがある。
どこか「松竹梅」の話しに通じるところがあるが「3」を選んだ人はどちらかというと一般的な人ということになるかもしれない。
さて下記は以前、テレビ東京の「やりすぎ都市伝説」で触れられた内容だが非常にインパクトを感じたので紹介する。
凶悪犯罪者には心理テストが行われるらしいのだが、凶悪犯罪者特有の回答があるらしい。
これが結構怖い。
その心理テストとは「ある女性が不幸にもご主人を亡くしてしまった。
そのご主人の葬儀の際に訪れた会社の男性同僚にこともあろうかその女性は一目惚れしてしまった。
その女性には子供が一人いたが、なんとその女性はその子供を殺してしまう。
なぜこの女性は子供を殺してしまったのか」というものだ。
皆さんの回答はどうだろう?
多分に「その好きになった男性とお付き合いするために子供が邪魔になった」というものではないだろうか?
安心してほしい。
それは一般的な発想でいたって平凡な答えのようだ。
凶悪犯罪者の共通する回答は「子供の葬儀があればその男性にまた会えるから」ということだ。
やはりどこかずれているとしか思えない。
心理学を知れば知るほど人が怖くなる。