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東京の都市圏人口

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東京の都市圏人口が世界一という事は有名な話だ。

では東京の都市圏とはいったどのくらいの範囲を言うのだろうか?

いろいろな定義があるようだが、自分は東京から半径50~70kmで一般的な通勤、通学圏内だと思っている。

県でいえば東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県あたりになるだろう。

だから日本で第二位の人口を有する横浜市や川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市などの政令指定都市もこの巨大な都市圏に組み込まれてくる。この都市圏形成を助けたのは世界有数の鉄道インフラだ。

東京を中心の四方八方に広がる路線は二十数本。日々、都市圏から東京に人を運んでくる。

東京の都市圏人口はおよそ3700万人程度。

東京23区内だけで900万人だからそんなにいるかと思ってしまうが、冷静に考えてみると先ほどの近隣の大きな都市の他にも、船橋市(約62万人)、市川市(約48万人)、松戸市(約48万人)、柏市(約41万人)、川口市(約59万人)、八王子市(約58万人)、藤沢市(約43人)、横須賀市(約41万人)と準政令指定都市クラスがごろごろしている。

確かにこれなら3500万人も納得のいくところだ。

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さて、世界的に見ると二位が2億人の人口を擁するインドネシアの首都のジャカルタ都市圏でおよそ3100万人、三位が今後、中国の人口を抜くと言われているインドのデリー都市圏でおよそ2500万人だ。

このあとソウル(韓国)、マニラ(フィリピン)、ムンバイ(インド)、カラチ(パキスタン)、上海(中国)とアジア続くが次にやっとニューヨーク都市圏(およそ2000万人)がでてくる。

東京ほど巨大な都市圏を形成するのは先進国では珍しい。

例えば世界三大都市に名前を連ねるロンドンの都市圏人口はおよそ860万人、パリのおよそ1000万人にも届かない。

ある意味欧米では都市の近郊に衛星都市があまり形成されないのかもしれない。

さてもうひとつ都市の需要な指標である都市圏GDPランキングを見ると情勢は一挙に変わってくる。

一位はやっぱり東京でおよそ1兆5000億ドル、二位はニューヨークでおよそ1兆3000億ドル、三位がロサンゼルスでおよそ8000億ドル、以下ソウル、ロンドン、パリ、大阪、上海、シカゴとやはり先進国の都市が並んでくる。

都市とはただ人口が入れば良いともいえない。

もちろん人口がいないとある程度の経済活動も起きないだろうが、つまるところ都市の価値は人口に見合った生産性ではないだろうか?

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