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ダウ推移の意味

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「ダウ」と聞いて「ニューヨークダウ」を思いだす方は株に興味のある方か経済番組や経済新聞に目を通している方だ。

それでは「ニューヨークダウ」とは何かを即答できる人は少ないと思う。

一般的に「日経平均」の相対語として使われているが、実をいうと元祖はもちろん「ニューヨークダウ」のほうだ。

「ニューヨークダウ」はアメリカの「ウォールストリートジャーナル」という経済紙の発行元である「ダウ・ジョーンズ社」と格付会社として名前が良くでてくる「スタンダート&プアーズ社」が合弁で作った「S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズ」が算出している株価指数で、正式名称を「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」という。

よく経済番組では「ダウ工業株価」と表現しているはこの短縮形だ。

海外的に見ると、日本の「日経平均」にあたる株価指数がある。

有名ところでは中国の「上海総合」、シンガポールの「STI」、香港の「ハンセン」、韓国の「KOSPI」、オーストラリアの「ASX200」、インドの「SENSEX」、フランスの「CAC40」、ドイツの「DAX」、イギリスの「FTSE100」あたりは耳にした事があるのでは?

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さてここでポイントになるのが、先ほどの「ニューヨークダウ」の株価だ。

こちらの推移が地球をまわり回って各マーケットに影響を及ぼす事になる。

アメリカ市場が閉まって、もっともはやく開く東京マーケット、上海、香港へとその推移が伝染していくことになる。

現在のダウ工業株30種採用銘柄には、「アップル」、「ウォルトディズニー」、「インテル」、「ザコカ・コーラカンパニー」、「マクドナルド」、「マイクロソフト」、「ナイキ」、「プロクター・アンド・ギャンブル」、「ウォルマート・ストアーズ」などそうそうたるアメリカ企業が名前を連ねている。

アメリカ経済が風邪を引くと、世界経済も風邪をひく。2008年に起きたリーマンショックがその顕著な例だ。

世界の基軸通貨が「ポンド」から「ドル」になって久しい。世界経済は今日もアメリカを中心に回っている。

さて、ここで関連の雑学だけど、日本の有名企業にはあえて「非上場」の道を選んでいるところも少なくない。

その大きな要因は株主が経営に口出しするのを嫌うとか、敵対的買収を受けないためと言われている。

サントリー、竹中工務店、佐川急便、ロッテ、エースコック、ジェイティービーなどなど有名ところが並ぶ。

株式公開は信用性を生むのも事実だけど、リスクをはらむ事になる。

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