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イースターのうさぎの意味

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海外特に欧米から入ってきた文化で日本に定着したものといえば、クリスマス、バレンタインあたりが有名だ。

特に最近では渋谷を中心に全国に広がったハロウィンも根付いたと言えるだろう。

さて今年の4月1日(2018年のみ)に新たな文化を根付かせようとする動きがあったのだが、この日にちが何の日か覚えて人はいるだろうか?

それはイースター(復活際)というキリスト教の祭りだ。

十字架にかけられて死んだキリストが三日目に復活する事を祝ったもので、欧米では多くの教会で礼拝が行われている。

さてこの手の習慣を根付かせようする背景には、必ず「商業」の力が働いている。各メーカー、各流通ともハロウィンの次の柳の下のドジョウにしたいわけだ。

という事でこのイースターで商売に絡んでくるのが「卵」と「うさぎ」だ。「卵」は生誕や復活の象徴、「うさぎ」は多くの子を生むので、どうも子宝の象徴のようだ。

だからクリスマスの七面鳥のように食べる対象ではない。

こうなると卵を使った料理やお菓子そしてうさぎのぬいぐるみなどが商品になりそうだけど、ビジネス的に見ると大きく広がるとは考え難い。

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毎年、問題になる「恵方巻き」の過剰生産のようにはならないだろうし、かと言って洋酒メーカーやアパレルメーカー等々まで参入したバレンタインデーの様な一大イベントにはならない様な気がする。

ハロウィンが良かったのは仮装というおまけがついていたからだ。

このコスチュームの購買や製作に間接的経済効果があった事は誰でも理解できるところだ。

ところでこのイースターは4月1日は今年だけで固定されているものではない。

「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」という事で毎年、変動するのだ。

にしても3月の後半から4月の前半という事でこの「年度変わり」というのも少し引っかかる。

この忙しい時期に、家族で集まって何かする事はあっても、友人・知人を集めてイースターの祭りごとを果たしてするのか疑問だ。

それこそ人事異動で見知らぬ土地に転勤した人にとっては、イースターどころの話ではないし、とにかくこの時期は皆さんが忙しい。

日本の商売は昔から「催事」がらみで販売促進活動をぶつけてくる。

最近では「まごの日」なるものまで出て来たけど、こちらも定着していない。

商売気見え見えの催事展開もそろそろ限界かもしれない。

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