正式名称は「ロコ・ソラーレ北見」というが、そもそもカーリングは何故、日本選抜チームではないのかという疑問がわいてくる。
これにはいろいろな理由があるみたいだが、概ねチーム内のコミュニケーション、スポンサーと費用、そしてモチベーションの維持などを鑑みて、チーム単位でのオリンピック派遣にしている様だ。
さて、今回銅メダルを手にしたの本橋麻里、藤沢五月、吉田夕梨花、吉田知那美、鈴木夕湖の五人だ。
この五人の出身地は皆、北見市(ただし吉田姉妹と鈴木は旧常呂町出身)という事だ。
そこで気になるのが、試合中彼女らが使っていた「そだねー」という北海道弁だ。
北海道には8回は旅している自分はそれを違和感なく受け止めんたんだけど、北海道の方からすると若干、違和感があるようだ。
北見市は北海道でもオホーツク海に近い北東にある人口およそ12万の都市だ。
北海道を旅していると北見市クラスの都市は凄く大きく感じるわけで、都市機能が整う都市としては日本の北限じゃないかと思っている。
東京から250kmといえば、静岡県や福島県で言葉はかなり変わってくる。
そこで札幌に住む友人に聞いたところでは、やはり違和感を感じるとの事。
どうもこの「そだねー」は道東方面の「浜言葉」の様だ。
内地の人にしてみれば、聞いていて心地良い響きだから、今後も試合の際にはぜひ使って欲しいと思う。
この20年ぐらい前から地方に泊まって朝の情報番組を見ていると、東京のキー局が仕切っている事がよーくわかる。
東京の文化はファションだけでなく、言葉もかなり浸透させているように思われる。
特に若い世代への影響は強く地元の方言や訛が敬遠されているのは、少々さびしさを感じる。
特に北海道は異文化に寛容で来るもの拒まずのところがあり、煙草の実験販売では静岡と並ぶ新し物大好きの地域なのだ。
そんな地域の若者が発する「そだねー」にある意味非常に癒された。
お国訛は大切にして欲しいと思う今日この頃だ。