どうも「大好き」と「愛している」を掛け合わせた言葉のようで、愛情表現としては「愛している」より上位ランクの言葉のようだ。
まあシニアは若い頃には使ったであろう「愛している」という言葉は簡単に使えるものではなかったと記憶しているが、最近の若い女性はいとも簡単に発してしまうし、またその対象が同性だったりもするから難しい。
ところでこの「だいしてる」という言葉、何かお気づきにならないだろうか?
例えば「だい・してる」と区切りながらしり上がりの質問系にして、あなたは若い女性に言えるだろうか?
若い女性でなくても答えに窮する質問になってしまう。
下手すると「セクハラ」まがいに取られる可能性もあるから冗談でも若者ぶって使わないことだ。
言葉は生き物で日々変わっていくというけれど結婚を決めた相手に「だいしてる」なんて真剣にいうのだろうか?
自分が女性なら「真剣に言って」を返してしまいそうだけどそれはやっぱりシニアの発想なのかな?
最近、若い女性の言葉で非常に気になる表現がある。それはテレビなどの食事の際に連発される「上手い」だ。
これって自分達は男性の形容詞として使ってきた記憶がある。やはり女性には「美味しい」と言って欲しい。
女性の肉食化が叫ばれて久しいけど、男性側の言葉も侵食され始めているんじゃないのかと思う。
草食系男子は言葉を受け入れるしか成すすべもない。
アメリカ映画の「猿の惑星」じゃないけど、近未来の地球には女性が支配している世界が出来上がっているのかもしれない居場所を奪われた男子は、子孫を残すためだけの「種馬」の人生を余儀なくされているかもしれない。
SNSが怖いのは言葉の温度がわからない事だ。
人間は「はい」でもやさしい「はい」と怒っている「はい」をうまく使いわける。
たぶんにそれは現代でも絵文字で表現する事になるのだろうけど、その絵文字をつけて「だいしてる」と言われて若者たちが至福の時を迎えると考えると、それは非常に寂しい事だと思うのは自分だけなのか?